【Amazon プライムビデオ|見放題作品】映画「来る」

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予告

まずは予告動画をご覧ください!(2つ目はロングトレーラー)

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「来る」はどんな映画?

ジャンル

ジャンルはホラーです。ホラーですが、そこまでおどろおどろしい感じではありません。
かといって和むようなシーンはほぼありません(笑)多少のグロ表現もあるので、そういうシーンにまったく免疫がない人にはきついかもしれません。なお、下記にあるとおりPG-12の年齢制限のため、お子様がご覧になる際は保護者が一緒に鑑賞することをおすすめします。

年齢制限

PG-12 (Parental Guidance)
小学生以下が視聴する場合は保護者の助言、指導が必要。

監督

中島哲也

主要キャスト

岡田准一、 黒木華、 小松菜奈、妻夫木聡、小松菜奈

公開日

2018年12月7日

視聴できる動画配信サービス

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※執筆時点での配信状況です。

あらすじと見どころ

あらすじ

オカルトライター・野崎のもとに相談者・田原が訪れた。最近身の回りで超常現象としか言いようのない怪異な出来事が相次いで起きていると言う。田原は、妻・香奈と幼い一人娘・知紗に危害が及ぶことを恐れていた。野崎は、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴とともに調査を始めるのだが、田原家に憑いている「何か」は想像をはるかに超えて強力なモノだった。民俗学者・津田によると、その「何か」とは、田原の故郷の民間伝承に由来する化け物ではないかと言う。対抗策を探す野崎と真琴。そして記憶を辿る田原…。幼き日、「お山」と呼ばれる深い森。片足だけ遺された赤い子供靴。名を思い出せない少女。誰かがささやく声。その声の主とは…。エスカレートする霊的攻撃に、死傷者が続出。真琴の姉で日本最強の霊媒師・琴子の呼びかけで、日本中の霊媒師が田原家に集結し、かつてない規模の「祓いの儀式」が始まろうとしていた…!

(C)2018「来る」製作委員会

見どころは?

まず初めに面白いか、面白くないかで言うと「超おもしろい」です(笑)これまでに3回も観ました!ただし、単純にホラーが苦手な人、ちょいグロが苦手な人には面白いと思えないと言っておきます。
予告にも出てくるように「最恐エンターテインメント」だと思います!!

人それぞれ感じる見どころは違うと思いますが、個人的な見どころは松たか子演じる「霊媒師・琴子」の魅力に尽きると思います。最初見たときは松たか子だとは気づかないほどの独特な雰囲気と顔の傷、立ち居振る舞いなど、とにかくかっこいいキャラクターでした。霊媒師としての圧倒的な能力や、警察のお偉いさんとも通じている日本屈指の霊媒師という設定もかなりワクワクさせてくれます。
終盤では岡田准一演じる野崎に対する見事なワンパンも見れます(笑)なんとも切れ味鋭いパンチで、あれくらったら大の男でもKOされちゃいます・・

それ以外では、やはり田原家に憑りついている「あれ」を祓うシーンは必見ですね。このお祓いの仕方が最高にハチャメチャです!(誉め言葉)
まず、効き目があるならなんでもやる!っていうのがかなり新鮮(笑)
なんだかよくわからない最新機器を使って科学的なアプローチしてる人もいれば、昔ながらの神職もいたり、琴子は琴子で除菌スプレーのようなものを取り出し、最近はこういうのも良いらしいと言いながら自分の体に吹き掛けたり。

日本古来から伝わる伝統的なお祓いをイメージしている人はある意味吹き出してしまいそうになりますが、あらゆる手段を使って祓うというの斬新でかなり面白いシーンであるのは間違いないです。
マンション横の公園で行われる払いの儀式には日本中から霊媒師が終結するのですが、儀式が行われる場所へたどり着くまでに次々に死んでいくシーンがあり、敵のヤバさを嫌でも感じられる場面にもなっています。呼び寄せられた霊媒師たちも沖縄の巫女や神主のような面々、女子高生までいます。ちなみに、この壮大なお祓いのシーンでも人がバタバタ死んでいきます・・・それほど「あれ」は凶悪な存在ということですね。

あと注目すべきは黒木華さんが演じる田原の妻である香奈です。
話が進むにつれ色々なことが明るみになり、どんどん壊れていく様が見て取れますが、なんというか色んな意味で怖い(笑)
他にも、霊媒師役で柴田理恵さんが出演しています。バラエティのイメージが強いのでコミカルな役柄を想像してしまいますが、凄まじい渋さを醸し出していてこれはこれでかっこよかったです。

評価

おすすめ度 4.5
満点の★5でもいいぐらい面白くて好きな映画ですが、4.5とした理由は「あれ」自体の映像表現ですね。ホラー映画って実態のない幽霊や超常現象だから怖かったりしますが、逆に姿が見えないのはそれはそれでつまらなかったり、かといってバーンと出しちゃうとチープになっちゃって興ざめしちゃったりします。なので、観客に見せるのか見せないのか、見せるとしたらどういう姿形にするのかがすごい難しい部分だと思います。
個人的な感想でしかありませんが、今回の「あれ」の姿というのはいい線いってましたが、やはりちょっとゲーム的だったかなあと思いました。ストーリー見てると、攻撃された人が何人か出てきますが、もうちょっと「獣的」な姿をしていると勝手に想像してました・・・

ネタバレ

ストーリーの順を追ってネタバレはしませんので、すべて知りたいという方はぜひ実際に作品をご覧ください!

以下ラストのネタバレ
霊媒師・琴子の呼びかけで日本全国から田原家のマンションへ終結する霊媒師たち。沖縄の巫女や神主のような神職など、マンションまでたどり着けずに「あれ」に殺される霊媒師たちもおり、人手が足りなくなったことから野崎(岡田准一)も手伝うことに。

マンションのリビングには神棚のようなものが設置されており、ついにお払いの儀式を開始する琴子。そうこうしているうちにとうとうやってきた「あれ」。

このとき「あれ」は田原の娘である知紗と同化しているようです。
琴子は知紗ごとあちらの世界へ行かせようとし、払いに使う鏡を使ってあと少しのところまで「あれ」を追い詰めます。

しかし、知紗に危害は加えさせまいと野崎は知紗をかばおうとします。気配を察知した琴子は仕事の邪魔をするなと野崎がもっていたナイフで逆に野崎の腹を刺してしまいます。腹を刺されながらも琴子の鏡を手にすると壁に投げつけて割ってしまう野崎。部屋に一緒にいた琴子の妹の真琴は知紗を抱きかかえて守ろうとしています。再度ナイフを突きつけながら知紗を奪い返した野崎と真琴。

そうこうしている間に「あれ」は攻撃をしかけてきます。野崎の行動に油断をしたのか、琴子も血を吐き出しやられそうになります。
野崎の腕に抱かれた知紗の顔がみるみる内に変異するとともに、「あれ」が猛攻をしかけてくる。部屋中に血のような赤い液体が垂れ落ち、どす黒い粘液のようなものが野崎に迫っていきます。知紗を返せと迫りくる「あれ」に対して、嫌だと叫び拒否する野崎。
それを見た琴子は知紗を抱きかかえている野崎をベランダからマンションの下へ突き落します。

自分の仕事を邪魔され憤る琴子は、妹の真琴にもこれ以上邪魔をするなと部屋から追い出します。そしてついに「あれ」との一騎打ちとなり、にやりと笑いながら「来なさい」という琴子。その後、何かのうめき声とともに部屋から外に向かって大量の血が噴き出します。

落下した野崎と知紗は助かり、真琴もなんとか助かった様子。
その後、三人は駅のホームのベンチに座っている。真琴の腕の中で眠っている知紗は夢でも見ている様子。真琴が笑いながらオムライスと言うと、野崎はなんだそれと言う。

ラストシーンの意味

この映画ではラストのオムライスのシーンが何を意味しているのかとよく話題になります。色々な考察をしている方がいらっしゃいますが、はっきりいって私にはこのシーンの意味はよくわかりません。(笑)
なんせ、唐突にEテレ的な音楽とともに子供向け番組のような場面に切り替わるんですから。最初見たときはナニコレと思いましたよ。ただこれはこれで、それまでの物語の雰囲気と全く異なるため、ある意味ではちょっと薄気味悪いシーンでもあります。
なんとなく、言わんとしていることを妄想するならば、子供特有のただ一人自分だけの世界の夢を見ているということから、また「あれ」が憑りついてもおかしくない=まだ終わってない、ということかもしれません。

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